木綿のハンケチ

主に漫画のレビュー。時々小説、映画についての感想を書いてます。

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伊坂幸太郎を読みふける日々

■ラッシュライフ
風が吹くと桶屋が儲かる的なお話。
いや、伊坂幸太郎の作品は全てにおいて風が吹けば桶屋が儲かる的なニュアンスを醸し出していないわけでもない。
というよりも根本的にこの「どこかで繋がっているぞ」感というものに読者は偏執的情動を持っているのではないか?
なんか多いぞ、最近そういう流れ。いやこっちがそういう本ばかり読んでいるのかもしれない。

もっとも伊坂幸太郎の場合は「だれも儲かっていないけどもオレたちの今日は始まったばかりだ(場合によっては明日であり昨日)」的な着地を決めるていると思う。
結論を出さないのを好きって人も嫌いって人もいるだろうけれど、個人的には好きとか嫌いとか最初に言い出したのは誰なのかしらぐらいな気持ち。

各登場人物が微妙にすれ違い、微妙に影響し合いながら結局のところ何も影響はねんじゃねえの?何も納得はいかねえ。しかしまぁこれはこれでよしとしておこう。そんなもんさ。
しかしなぜそこであいつが登場するのかね。

■死神の精度
総じてアンニュイ気味な死神と人間の織り成す、心触れ合わない短編集。
終始一貫してやる気の見られない死神が公務員的に人の生き死にを左右する。これから死を待つ人々が何を思い、何を成すのか。そんなこととは一切に埒外な場所から死を決定される。
読み進めるうちにどうやら人の生き死にとはこのような軽いものらしいぞ?とみんなに教えてあげたくなる。しかし本当にそうなのであろうか。
価値を決めるのは誰なのか。自分か他人かアンニュイな死神か。
きっとそんなものはどこにも無いのだろうなと、そう言われるのであろう。俯瞰な人に。

そんなこととは一切関係無く、今度はあの人が出てくる。
なぜお前がそこにいる。

個人的には「ミュージック!」を押していきたいところではある。


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