木綿のハンケチ

主に漫画のレビュー。時々小説、映画についての感想を書いてます。

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「伊坂幸太郎祭り最後の刺客」アヒルと鴨のコインロッカー

■表題
アヒルと鴨のコインロッカー

■作者
伊坂幸太郎

■感想
やっと伊坂幸太郎祭りが終了
連続して読んだから、なんかオシャレに言い回しとかできるようになった。ような気分。
「ロマンはどこだ」

「殺戮に至る病」であったよなーってトリックを使ったお話。
椎名というシャバ僧が悪魔のような雰囲気と形容する河崎と椎名というシャバ僧がネチネチちちくりあうお話。伊坂作品からネチくり合いを取ったら何が残るんだろう。
舞台を二年前と現在とネチくり行き来しながら徐々に明かされていく物語の謎。
なぜ川崎が?どうして川崎が?ま、まさか川崎が?か・・・川崎ぃーーー!!!

ソウデスネ

前半は正直タルかった。
不合理な展開がチラホラ見えて、なんだよ伊坂ちゃ~ん、どうしちゃったの?え?元々そうだって?そりゃそうだけどさ。
なんて思いながら読んでるもんだからタルい。
そこかしこに黒崎が出てくるぐらいにタルい。

しかし中盤以降、物語の核心へと近づくにつれてぐいぐい引き込まれる。
二年前と現在が気持ちよくリンクしていき、謎が解き明かされてゆく。
50 ページ前を読み直し、なるほどそういうことか!と読み進め、またも50ページ前を読み直す。
読者はただ生唾を飲みながら読みふけるしかないであろう。
いや、言い過ぎた。そこまでではない。

最後のシーンを読み、なんとも心に落ちてくる、素直に受け止められる気持ち。普段はこういうシーンは嫌いなはずなのに。
物語の結末なのだから。役者は舞台から降りなければならない。
これは物語の終わりを書いた物語なのではなかろうか。

個人的には伊坂幸太郎作品の中でも好きな話でした。

最後に。
なんだよもう一冊残ってんじゃんと「チルドレン」を買った。
陣内が出ていたので「お得意のクロスオーバーかよ。伊坂先生は本当にトリックスターじゃのう」なんて気取っていたものの、すぐに自分の愚かさに気づく。

なんか同じ本買うことが増えてきました。



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