木綿のハンケチ

主に漫画のレビュー。時々小説、映画についての感想を書いてます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「そりゃ争いは無くならんわ」第9地区

南アフリカ共和国のヨハネスブルク上空に突如現れた宇宙船。
しかし上空に静止しているだけで何のアクション見せない。
意を決した人類が船に乗り込んだ先には、飢餓状態にある異星人たちがいた。

28年後、異星人たち(通称:エビ)は難民として隔離地区「第9地区」で人類と共存していた。
そこは人間とエビたちの争いが絶えない、まさに無法地帯。
第九地区を管理・監視する団体 MNU (英:MULTI-NATIONAL UNITED) は、新たにエビ専用隔離地区「第10地区」へとエビを移住計画を進めていた。

指揮を執るMNU職員 ヴィカス は移住のための立ち退き要請の同意を得るために第九地区へ訪れる。
そしてそこで謎の液体を浴びてしまい、運命が一変してしまう...。

【感想】
とりあえず見ろ。
ここまで愉快な映画は久しぶりだった。

人は汚い。人種差別も争いもなくならない。
それがこの映画にはぎっしり詰まってました。

多分法的にはエビと人類は同等の権利が与えられていると思う。
多少の制限はあるだろうが、基本は権利もあれば義務もある。

しかしそこは人類とエビ。白と黒。
同じわけがないじゃない。

立ち退き要請もあくまで形式的にしか行われず、人権もクソもあったもんじゃない。
ちょっとでも抵抗の意思が見えればすぐに銃をむけるわ、勝手に小屋の中に卵産んでたら小屋ごと焼き払うし。
一方のエビもエビで人を襲って食っちまうし。
2chのヨハネスブルグコピペまんまの世界。

・軍人上がりの8人なら大丈夫だろうと思っていたら同じような体格の20人に襲われた
・ユースから徒歩1分の路上で白人が頭から血を流して倒れていた
・足元がぐにゃりとしたのでござをめくってみると死体が転がっていた
・車で旅行者に突っ込んで倒れた、というか轢いた後から荷物とかを強奪する
・宿が強盗に襲撃され、女も「男も」全員レイプされた
・タクシーからショッピングセンターまでの10mの間に強盗に襲われた。
・女性の1/3がレイプ経験者。しかも処女交配がHIVを治すという都市伝説から「赤子ほど危ない」
・「そんな危険なわけがない」といって出て行った旅行者が5分後血まみれで戻ってきた
・「何も持たなければ襲われるわけがない」と手ぶらで出て行った旅行者が靴と服を盗まれ下着で戻ってきた
・中心駅から半径200mは強盗にあう確率が150%。一度襲われてまた教われる確率が50%の意味
・ヨハネスブルグにおける殺人事件による死亡者は1日平均120人、うち約20人が外国人旅行者。



そんでもう、主人公のヴィカスがクズ。
立ち退き要請は言わずもがな。
あることでエビに助けを求めなければいけないことになるんですが、完全に上から目線。
利害が一致して協力することにもなるんですが、そうなってもエビのことなんざ一ナノも考えてやしない。
自分が一番大事な、まさにクズみたいな人間。

つか映画通してのまともなヤツがヴィカスの嫁とエビ一匹。
残りはまとめてクズ。

詳細はあまり語りたくはないので避けます。
しかし見る価値はありました。
身勝手なクズまみれの映画が好きな方だけではなく、映画が好きならきっと幸せになれるはず。

« 「口からクソ垂れる先と後にサー!とつけろ!!」グラン・トリノ|Top|「シェリルたんはいいよね。ランカ?なにそのにんじん」シェリル~キス・イン・ザ・ギャラクシー~ 1巻 »

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://shidonium.blog133.fc2.com/tb.php/56-54b5bc34

Top

HOME

QR

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。